総資産とは?
企業分析をしていると、ROAや自己資本比率、総資産回転率などで総資産という言葉が出てきます。
ただ、よく見るわりに意味を何となくで理解している人も多い用語です。
総資産は、企業の大きさや財務の土台を知るうえでとても重要な基本用語です。
総資産とは、会社が持っているすべての資産の合計です。
貸借対照表の資産の部に計上される金額の合計で、現金、売掛金、棚卸資産、固定資産などが含まれます。
つまり、企業が事業を行うために持っている財産全体を表す数字だと考えると分かりやすいです。
総資産は、企業の規模感をつかむうえでも役立ちます。
大きな工場や設備を持つ企業は総資産が大きくなりやすく、比較的軽い資産で運営できる企業は総資産が小さめになることがあります。
ただし、総資産が大きいから良い企業、小さいから悪い企業というわけではありません。
重要なのは、その資産を使ってどれだけ効率よく売上や利益を生み出しているかです。
そのため、総資産は単独で見るだけでなく、ROAや総資産回転率とあわせて見ることが多いです。
ROAは総資産を使ってどれだけ利益を生んだかを見ますし、総資産回転率は売上をどれだけ生んだかを見ます。
このように、総資産はさまざまな財務指標の土台になります。
また、貸借対照表では、総資産は負債と純資産の合計と一致します。
つまり、企業が持つ資産は、借入などの負債で調達した部分と、株主資本や利益の蓄積である純資産で支えられているということです。
貸借対照表を理解する入口としても、まず押さえておきたい用語です。
計算式
総資産 = 流動資産 + 固定資産
または、
総資産 = 負債 + 純資産
たとえば、流動資産が300億円、固定資産が700億円なら、
総資産 = 300億円 + 700億円 = 1,000億円
となります。
目安
総資産そのものに単独の目安はありません。
重要なのは、総資産に対してどれだけ利益や売上を生み出しているかです。
その確認にはROAや総資産回転率が使われます。
投資での使い方
投資では、総資産を見ることで企業の規模や事業構造を把握しやすくなります。
設備の多い企業なのか、資産をあまり持たずに運営できる企業なのかによって、総資産の大きさや構成は変わります。
また、総資産はROAや自己資本比率の計算に使われるため、収益性や安全性の分析にも欠かせません。
総資産が大きくても利益が少なければ効率が悪い可能性がありますし、総資産のうち負債の比率が高すぎると安全性に注意が必要です。
そのため、流動資産、固定資産、負債、純資産とあわせて見ることが大切です。
まとめ
総資産は、会社が持っているすべての資産の合計を表す基本用語です。
企業の規模や事業構造、財務の土台を知るうえで重要です。
単独で良し悪しを判断するのではなく、ROAや総資産回転率、自己資本比率などとあわせて見ることで分析に役立ちます。
貸借対照表を理解する入口としても、まず押さえておきたい言葉です。

コメント
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