営業外費用とは?本業以外の費用とは?経常利益との関係を解説

財務会計

営業外費用とは?

企業の利益を見ていると、「営業利益は高いのに経常利益は思ったより低い」と感じることがあります。
その差を生む原因のひとつが営業外費用です。
企業の本業が順調でも、本業以外で発生する費用が大きいと、最終的な利益は減ってしまいます。

営業外費用とは、企業の本業以外の活動から継続的に発生する費用のことです。
代表例としては、支払利息、為替差損、社債利息などがあります。
本業のコストではありませんが、経常利益を計算するときには差し引かれるため、企業の通常の利益を押し下げる要因になります。

特に重要なのは支払利息です。
借入金が多い企業ほど利息負担が重くなり、営業利益がしっかり出ていても経常利益が伸びにくくなります。
そのため、営業外費用を見ることで「本業以外の負担がどれくらい重いのか」が分かります。
営業利益だけでなく経常利益まで見るべき理由はここにあります。

計算式

営業外費用は、経常利益の計算で次のように使われます。

経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 − 営業外費用

営業外費用が増えるほど、経常利益は小さくなります。

目安

営業外費用そのものに単独の目安はありません。
重要なのは、営業利益に対して重すぎないかです。
営業利益は大きいのに経常利益があまり残らない企業は、営業外費用、とくに支払利息の負担が大きい可能性があります。

投資での使い方

投資では、営業利益と経常利益の差を確認するときに営業外費用を意識します。
差が大きい場合、借入依存度が高い企業かもしれません。
その場合は、有利子負債やインタレストカバレッジレシオもあわせて確認すると、財務リスクが見えやすくなります。
景気後退や金利上昇の局面では、営業外費用の重さが企業業績に大きく影響することもあります。

まとめ

営業外費用は、本業以外から継続的に発生する費用を表します。
経常利益を押し下げる要因であり、企業の借入負担や財務リスクを知るうえで重要です。
営業利益と経常利益の差を見るときに、必ず意識したい用語です。

関連用語

営業利益
経常利益
営業外収益
有利子負債

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